公務員の転職市場価値が低いことはこれまで繰り返し述べてきており、
公務員を辞めたい場合はまずスキルを身に着けてから転職活動をした方が良いとあわせてお伝えしてきました。
今回はそのスキルの中でも、今後益々需要が高まることが予想される「Python」について、学ぶべき理由とあわせて私見を述べていきたいと思います。
・市役所や県庁を辞めたい
・何かしらのプログラミングスキルを学んでみたかった
このような方々に役立つ内容に仕上げていければと思います。
Pythonとは?
Python(パイソン) は90年代ごろから公開されているプログラミング言語で、他の言語に比べシンプルな言語として、広く使われ続けています。
Pythonはプログラムの「読みやすさ・わかりやすさ」を重視し、プログラミングにあまりなじみがない人でも、理解しやすいようにデザインされています。
実用性も高く、読みやすさ・習得しやすさと、実用性それぞれのバランスが良いことが、Pythonの大きな特徴です。
Pythonは汎用的なプログラミング言語の利用度調査などでは、常に高い位置を占めています。
2020年度からは、日本の国家資格である基本情報技術者試験で出題されるプログラミング言語に、Pythonも追加され、従来から選択可能だったCやJavaなどの言語に加え、Pythonもソフトウェア産業を支える基礎技術として活用されてきています。
★Pythonのメリット一覧★ |
勉強しやすい |
コードを書く時間が短くなる |
エラー箇所が分かりやすい |
後から修正しやすい(どこに何を書いたか分かりやすい) |
複数のエンジニアが同じ記述になるので、引継ぎしやすい |
AI開発でもPythonが使用されている
Pythonは近年AI(人工知能)の開発で注目を浴びています。
Pythonが開発されたのは90年代なので、そもそもAIを想定して作られた言語ではありませんが、Python=AIのイメージが強く、実際は汎用性の高い様々なシステムを作ることが可能です。
今後確実にAIの需要は一層伸びてくることが想定されています。
コロナ禍においてもAI関連求人は有効率は下がらず、転職市場では常にPython技術者が求められています。
そういう意味ではPythonの学習価値は高く、Pythonのスキルを身につければ、市場価値の高いスキルを手中に収めることができます。
公務員の職場でも活かせる可能性の高いPythonスキル
公務員には毎年同じことをやっている業務が多いですが、
それらもPythonで解決できる可能性もあります。
例えば、
・予算要求の資料作成
・毎年恒例のイベント企画作成
・日常業務における企画、資料作成
など、その時期が来ると憂鬱になる業務が公務員には多々ありますよね。
予算要求は各部署で悩ましい業務の1つですし、大元の財政課にとっては決算書作成並みにハードなタスクです。
しかし、Pythonを使えば、過去のデータに基づいた結果を算出することが可能でして、プログラムさえ組んでしまえばあとは簡単です。
AIが過去の全てのデータを元にはじき出した数値があればお互いに数値の確認が楽ですし、
何よりも合理的なものになります。
このようなデータ作成ができれば、庁舎の中で必然的に人事評価も上がるはずです。
初心者大歓迎の無料オンライン講座
Pythonが以下に取り組みやすい言語であるか知ってもらうために、
teckgymさんが運営している無料の90分間オンラインPython講座を受けてみました。

私は東京本校の講座に参加をしました。
用意するのもgmailとzoomくらいでしたので非常に楽でした。
すでにどちらも用意できている方は用意するものは何もないですね。
また、このテックジムさんの無料オンライン講座で何より良いのが、自分がプログラミングに向いているか試してみたい人も受講できるような内容だったことです。
・ほとんどプログラミングに対しての知見がない
・エクセルやスプレッドシートの関数も別に得意な方ではない
そのような私でも、講義が終わるころにはPythonの基礎は理解できていましたし、講義終了後も受講者は復習動画が見れるので非常に助かりました。
今は仕事終わりや休みの日などの空いている時間を使い独学でPythonを勉強していますが、この無料オンライン講座が良いきっかけづくりになってくれたな~と思っています。
公務員を辞めたい方や公務員からの転職を考えている方で、これからどのように行動するかまだ決まっていない方は、このPythonの無料オンライン講座を受けてみてもいいかもしれません。
今後の何かのきっかけ、あるいは人生を変えてくれるきっかけになるかもしれません。