今回も前回の記事で書いたスキルが身につかないという部分の補足を伝えていきたいと思います。
公務員の市場価値の真実
公務員を辞めて転職してようとしている方々に、最初にはっきりと申しあげておきます。
公務員(事務)の転職市場における価値はほぼゼロです。
価値がありません。
これは私も転職活動をしていて体感しましたが、本当に公務員を辞めて転職するかどうか迷いが生じるほど、自分の価値の無さにショックを受けました笑
転職活動というのは、自分で活動するにしろ、転職エージェントを利用するにしろ、客観的に自分の社会人としての価値を測られる場でもあります。
当たり前のことですが、スキルや特別な能力があればあるほど、企業側から求められますし、それがなければ、選考のステージにも立つことができません。
要は、良くも悪くも、その人を採用した場合、自分たち(企業)に利益があるのかどうか、という視点のみが重要となってくるわけです。
全ての基準はスキル
ここで話を戻しますが、仮に民間企業へ転職を考えた際、公務員のスキルを民間企業へ還元できるものってありますか??
つまりそういうことなんです。
調整スキルや文書作成スキルも見せ方によっては大事なスキルですが、もっと企業に直接的にアピールできるものを、公務員は持ち合わせていないんですよ。
営業は大事な売り上げ部分を担う存在なので、営業スキルは転職活動でもアピールできますし、ITやWEB系などの「手に職」系のスキルも、企業が求めているレベルのものを持っていれば、最高のアピールになるでしょう。
事務系スキルも、例えば士業としての資格や実績がある方、経理や人事、採用などの経験がある方は比較的転職市場でも人気だったりします。
ただ、公務員については、本当に転職活動でアピールできるスキルが身につかないんです。
公務員が転職活動をするということは、まずその前提があるものと認識したうえで頑張らなくてはなりません。
私も正にこのクチで転職活動をしたのですが、私の場合はIT系やWEB系の、最近チックな技術を使った仕事をしたい、という軸のもと転職活動を行い、自分のプライベートの時間や友人にプログラミングを教えてもらったり、ITスクールのお試しキャンペーンなどをつかったりして、新しい技術の勉強に励んでいました。
もちろん、それは実績ではないのですが、そういった熱意などを買ってくれる企業もあるかもしれませんし、転職活動の根拠を裏付ける明確なものにもなるので、面接などでも話がしやすかったりしました。
転職を成功させるられるのは自分自身しかいない
公務員はスキルが身につかない→スキル身に着けたい→転職したい
この流れはとても自然だと思います。
しかし、ただその理由で転職活動をするのではなく、公務員を辞めて、どんなことがしたいのか、そのためにどんなことを今しているのか、そういったことをうまく伝えることが、市場価値の低い公務員が民間企業へ転職するための一つの方法ではないかなと思います。
別記事でも書く予定ですが、公務員が転職できない、なんてことはありません。
しっかりと準備をして、転職をする。
基本的なことですが、これさえできていれば、必ず転職はできます。
しっかりと準備をする、というのは自分だけでは難しい部分があり、やはり転職エージェントを利用したほうが絶対良いです。
いわゆる転職の代理店みたいなもので、しかもこちら側からお金を払う必要がありませんからね。
あれの仕組みって、例えばエージェント側があなたをある企業に転職させたとして、その転職先の企業から、あなたの年収の何割かをもらう、というような仕組みなんですよ。
だから転職させようと躍起になるのです。
そのようなあからさまなエージェントにぶつかってしまった場合は逃げましょう。あなたのための転職活動をしてくれないですから。
ただ、本当に当たりのエージェントに会うことができれば本当に転職活動がスムーズにいきますし、エージェントは使うべきなのは間違いありません。